第72回日本PTA全国研究大会/第56回関東ブロック研究大会 川崎大会 日程:2024年8月23、24日 会場:川崎市とどろきアリーナ

主催者からのご挨拶

公益社団法人日本PTA全国協議会 会長 太田敬介

第72回日本PTA全国研究大会川崎大会が川崎とどろきアリーナにて開催する運びとなりました。本大会は「ウェルビーイングの実現を、川崎の地から~活かそう「縁」の力~」を大会テーマに、全国のPTA関係の皆様が日々の活動の活性化に向けてさまざまな実践や情報を共有する大変貴重な場です。子供たちの豊かな教育環境は、PTAを通した学校、家庭、地域の連携によって支えられ、その重要性は計り知れません。今日ここに集われた皆様が、一堂に会し、学び合い、日々の課題解決に向けて意見交換することは非常に有意義であり、この機会を最大限に活かし、今後のPTA活動に一層の成果を挙げられることを期待いたします。

公益社団法人日本PTA全国協議会は、全国の公立小中学校の保護者と教職員から組織される日本で最大規模の社会教育関係団体です。子供たちの心身ともに健全な成長と福祉の増進を図り、家庭教育への学びを深め、もって社会の発展に寄与することを目的としています。

昨年、日本PTAは創立75周年を迎えました。歴史と実績を積み重ね、日本教育の民主化に大きな貢献を果たしてきました。これまでの培ってきた先人たちのさまざまな努力が、今日の各教育制度につながっていることは決して忘れてはいけません。一方、社会の変化の速度はますます急激になり、加えて、物事の不確実性が高く、将来の予想が困難な時代だと言われています。そうした社会の中で必要とされるPTAであるために、私たちは問いを立て続け、変化を遂げていくことが求められています。

改めて、PTAはすべての保護者、教職員が「子供たちの幸せ」を真摯に願い続けてきた組織です。そしてこれからの時代、併せて持ちたい視点があります。それは「私たち自身も、保護者として、教職員として、幸せでありたい」ということです。優しさ、寛容さ、支え合いを通して、一人ひとりが幸せを実感でき、その延長線上に暮らしやすい地域があること、それこそがPTAの、社会教育の目指す姿だと考えます。

結びに、本大会が今後のPTA活動の活性化につながり、それらが子供たちの豊かな教育環境の充実、幸せ、笑顔につながりますことを心より願っております。また、開催にあたりご尽力いただいた川崎市PTA連絡協議会、関東ブロックPTA協議会、川崎市教育委員会、その他関係の皆様に心より敬意と感謝を表しますとともに、全国のPTAが一層の発展を遂げることをお祈り申し上げ、あいさつといたします。

大会実行員長からのご挨拶

第72回日本PTA全国研究大会川崎大会・第56回関東ブロック研究大会実行委員長の浦山利博と申します。子育て真っ盛りの空飛ぶドローンおじさんです。

本大会は、「ウェルビーイングの実現を、川崎の地から ~活かそう「縁」の力~」を大会スローガンとしました。PTAの縁に改めて気付き、家庭・学校・地域の縁が織りなす道を通じて、より包括的な意味での幸せ、すなわち、ウェルビーイングを社会に広げることを目指しています。

私たちの活力の源は、何にもまして子供たちの笑顔です。子供たちの喜びもまた大人の笑顔でしょう。その原点に立ち返り、そこから皆様と共に、笑顔を、ウェルビーイングを、広げて行きましょう。そして、子供たちが、生きる強い力と公徳心とに満ち溢れ、将来、それぞれの方法で社会に羽ばたくことを願いつつ支えて参りましょう。

明日につなぐ学びと共感、愉快さ満載の企画で、皆様のお越しを心からお待ちしています。

川崎市長 福田 紀彦 祝辞

第72回日本PTA全国研究大会川崎大会が盛大に開催されますことをお祝い申し上げますとともに、全国から本市にお越しになる皆様を心から歓迎いたします。

また、公益社団法人日本PTA全国協議会をはじめ、関係者の皆様方におかれましては、子どもたちの健やかな成長を願い、学校や家庭、地域との連携及び青少年の健全育成に多大なる熱意を持って取り組んでいただいておりますことに、改めて敬意を表するとともに、深く感謝申し上げる次第です。

昨年、こども基本法が施行され、子どもの権利や最善の利益の実現に向けた取組は、大きな転換点を迎えたと感じています。本市は、20年以上前に全国に先駆けて「川崎市子どもの権利に関する条例」を制定し、子どもと大人は社会を構成する大切なパートナーと位置付け、社会参加をはじめとした子どもの権利保障に向けて、地域と行政が一体となって取り組んでいるところです。ここ数年でも、子どもが市政に対し直接意見を伝える仕組みや、その意見を市政に反映するプロセスの整備など、「子ども・若者の声を市政に」の実現に向け取り組んでまいりました。 こうした中、PTAの皆様が本大会で得た成果を地域や子どもに還元していただくことで、誰もが安心して生きていける地域社会が到来するとともに、地域ぐるみで子どもの成長を支える社会が実現することを期待しております。

本大会において、全国からお集まりの皆様が地域を越えた交流を深め、子どもたちを見守り支えるPTA活動の輪が一層広がり、子どもたちの夢や希望が豊かに育まれ、心身の健やかな成長に繋がることを願ってやみません。そして、今後も子どもたちのために共に活動していただけるよう、改めてお願い申し上げます。

本市は、今年市制100周年を迎えました。その象徴的事業として、本年10月と翌3月には、ここ等々力緑地も含めた市内3つの総合公園をコア会場にした「全国都市緑化かわさきフェア」も控えております。今回を機会に市外からお越しになられた皆様におかれましては、川崎市というまちの魅力をぜひとも感じていただき、本大会以降も、何度でも足をお運びいただければ幸いです。

結びに、公益社団法人日本PTA全国協議会、関東ブロックPTA協議会、川崎市PTA連絡協議会の今後の益々の御発展と、関係者の皆様の御健勝並びに御活躍を祈念いたしまして、お祝いの言葉とさせていただきます。

川崎市議会 議長 青木 功雄 祝辞

日本PTA全国研究大会川崎大会が、全国から多くの関係者の御参加の下、盛大に開催されますことをお祝い申し上げます。

今大会が72回目を迎えるに当たり、関係者の皆様が継承されてこられた歴史に敬意を表しますとともに、日頃から子ども達を見守り、支えるPTAの皆様に、改めて感謝申し上げます。

今大会は、「ウェルビーイングの実現を、川崎の地から~活かそう『縁』の力~」をスローガンとして掲げておられます。ウェルビーイングという概念が世界に広まるきっかけとなったのは、昭和23年に効力が発生した世界保健機関憲章であると言われ、曰く「健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあること」とあります。

さて、世界的な潮流として、これまで資本主義経済の発展の中、多くの国々が経済成長を目標に掲げ、金銭的・物質的な豊かさを求めてきましたが、その陰では、環境問題などの様々な問題が発生しました。わが国、そしてこの川崎も例外ではなく、「市民生活の向上」と「産業の発展」の双方を目指し、驚異的な戦後復興を経て、飛躍的な成長を遂げましたが、その陰では、深刻な公害問題などを経験しました。

こうした歴史を踏まえ、今日では、経済的な豊かさの追求から、良好な環境や幸福感などを含むより広い意味での豊かさを求める意識の変化が人々に生じるとともに、AI、ビッグデータ、IoT、ロボティクス等のテクノロジーの目覚ましい進化により、ようやく社会がウェルビーイングを実装できる段階に来たように感じます。だからこそ、本大会のスローガンに込められた想いは、時宜を得た大変意義深いものであると考えます。

川崎市は、本年、市制100周年の節目を迎え、その象徴的事業として、令和6年秋と令和7年春に「全国都市緑化かわさきフェア」を開催します。産業の発展とともに成長し、また、公害問題に苦しんだ経験を持つ川崎市において、次の100年の未来へのスタートに、循環型社会への挑戦を象徴するような、緑化フェアを開催できることは大変有難いことであり、是非、子ども達とともに緑化フェアにお越しいただき、未来を創る子ども達への良いメッセージになれば幸いです。

結びに、大会の開催に御尽力をいただいた関係者の皆様に改めて感謝申し上げますとともに、大会の成功と関係者の皆様の益々の御活躍を祈念しまして、お祝いの言葉といたします。

川崎市教育委員会 教育長 小田嶋 満 祝辞

日本PTA全国研究大会が、ここ川崎市で盛大に開催されますことを、心からお慶び申し上げますとともに、全国各地から本市にお越しになられる皆様を歓迎申し上げます。

全国のPTA関係者の皆様におかれましては、日頃より教育行政に御理解・御協力いただくとともに、子どもたちの健やかな成長に多大なる御尽力を賜っており、この場をお借りして感謝の意をお伝え申し上げます。

さて、これからの学校教育には、予測困難な時代を生きていくうえで必要な資質・能力を育成していくため、個別最適な学びと協働的な学びという2つの方向性が示されています。そのために、1人1台端末やICT技術の積極的な活用を進めるとともに、特に協働的な学びに向けては、社会に開かれた教育課程の下、保護者はじめ、地域の方々や企業等からの御協力を得ながら、他者と協働した活動や学びを進めるなど、地域と学校の関係性を強化しながら、子どもたちが多様な主体との触れ合いを通して、生きる力を育む取組が求められています。

本市では、地域包括ケアシステムや新しいコミュニティ施策の推進、地域防災力の強化などの取組を進め、共に支え合うまちづくりを目指し、多様な主体との連携を基にした地域づくりを推進しており、そのような取組とも連携して、子どもたちが社会との関わりを深めながら、目標を持って自ら未来を切り拓き、持続可能な社会の創り手として育っていけるよう、地域における学びの機会や場の充実を努めているところです。

PTAの皆様と学校との、協働・連携も益々重要となっており、子どもたちが身近なPTAの皆様をはじめとした地域との触れ合いを経験し、協働していくことで、様々な力が養われ、より良い地域社会の形成につながっていくものと考えております。

今大会では、人と人とのつながり、「縁」を活かしていくことが掲げられており、ここ川崎の地での大会の成果が、「縁」を通して各地域で還元され、大きな実りをもたらすものと期待しております。引き続き、PTAの皆様方の御理解と御協力を得ながら、手を携え、共に教育活動の充実に取り組んでまいりたいと存じます。

結びに、大会の開催にあたり、御尽力をいただきました関係者の皆様方に、心からの感謝を申し上げますとともに、PTA関係者の皆様の御健勝と御活躍、そして全ての子どもたちに明るい未来が訪れることを祈念いたしまして、お祝いの言葉とさせていただきます。

4つの特徴

  1. スマートな学び

    参加者全員が1会場に集結して
    1つのカリキュラムを学ぶ。

  2. アクティブラーニング

    聞いて終わりではない。
    IT活用による意見交換やワークによって
    自分のアイディアを生み出そう。

  3. 縁を感じ、縁を活かす

    全国から集まるたくさんの仲間と
    学びや体験を共有するだけでなく、
    交流を通して縁をつむごう。

  4. ウェルビーイングへの第一歩

    ウェルビーイングを学ぶだけでなく、
    自分の生活に落とし込む
    アクションプランを
    各自でつくろう。

ページの先頭へ