カリキュラム

カリキュラム(予定)

2024年8月23日(金)(大会1日目)

歓迎全体会、開会行事、全員で聴く全体基調講演や日P・文科省からの発信

12:00 開場・アトラクション
13:00~13:50 開会行事
14:00~ 開始
 特別第1【日本PTA担当】
 全体基調講演【社会教育・今日的課題】
 特別第2【文部科学省協力、地域連携・人権教育】
 セッション①【今日的課題・社会教育】
17:50~18:00 初日〆ご挨拶

2024年8月24日(土)(大会2日目)

家庭教育や全国の学校・地域連携実践活動を共有する学び、記念講演、閉会行事

8:00 開場
8:30~9:00 関東ブロック大会
9:10~ 開始
 セッション②【家庭教育】
 セッション③【学校教育・地域連携】
 記念講演【今日的課題・人権教育】
12:00~12:40 大会宣言・閉会行事

司会・進行

総合司会

堀 潤 氏

1977年兵庫県生まれ。

立教大学文学部ドイツ文学科卒業後、2001 年 NHK 入局。アナウンサーとして「ニュースウォッチ 9」リポーター 、「Biz スポ」キャスター等、報道番組を担当。

2012 年 市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げる。

2013 年 4 月 1 日付で NHK を退局。

現在は、ジャーナリスト・キャスターとして独自の取材や 報道・情報番組、執筆など多岐に渡り活動している。

淑徳大学人文学部客員教授。「Forbes Japan」オフィシャル コラムニスト。

2019年から、早稲田大学グローバル科学知融 合研究所招聘研究員に就任、SDGsフロンティアラボで官民の 枠を超えたイベントや情報発信を企画している。

ファシリテーター

塩沢 節子 氏

子どもが大好きで保育士を目指し、区立の保育園に6年勤務するものの、保育に夢破れ結婚退職。その後ベビーシッター、幼児教室講師、など子ども関係の仕事を続ける。長女を産み、子育て仲間と絵本サークルを主催。 子育てに悩み、アドラー心理学に基づく親子セミナー『STEP』を受講。そこで今まで知らなかった「承認」から「自立」、子どもとの関わりを学ぶ。 次女が三歳の時、自分の学びを生かした保育を目指し、自宅にてチューリップルームを開園。翌年、場所を借り、現在開園26年目。 「子どもだから」「子どものケンカに親は出るな」が通らなくなっている今、子どもの自立を軸に、親心に寄り添いながら、笑って、泣いて、ケンカしての子どもの世界を保障するというチューリップ独自の子どもの保育と、お母さんと共に学び育ち合う園を運営中。 GFB合同会社を設立し、チューリップルームの他に小規模保育園を3園経営。 書籍にマツダヒロミ氏共著 「子どもの考える力を伸ばす魔法の質問」(PHP出版)

特別第1【日本PTA担当】

研究課題

全国のPTAの縁をいかし力強く進める教育環境改善への提言
~PTAの真の役割とは。ウェルビーイングな社会教育の促進~

現状と課題

人は、いつの時代も幸福を求めてきました。今日においては、個人や家庭だけでなく、教育・経済・厚生など社会の様々な分野における、より包括的な幸福、すなわちウェルビーイングが求められています。

日本PTAもまた、国内最大の社会教育関係団体として、長く国の教育政策への提言や各協議会への研修・周知・連携に努めてきました。しかし、昨今、人や社会の様相と価値観は大きく変化し、PTAの意義に対する認識が揺らぎつつあります。

今こそ、本大会で初めて全参加者が聴く機会を生かし、日本PTAが目指すウェルビーイングとは何か、その真の役割とは何なのかを発信し、今後の進歩と進化とにつなぐことを共に考えていきましょう。

視点・要旨

①教育など社会のウェルビーイングとは何かを学ぶ。
②社会的視点から日本PTAが目指すPTA本来の役割とウェルビーイングを学ぶ。
③日本PTAと関係省や協議会との連携、協議会間連携、社会への発信の促進など、時代を見据えたPTA活動の進歩と進化の方向を考える。

講師

内田 由紀子 氏(京都大学 人と社会の未来研究院教授長)

2022/4-現 京都大学 人と社会の未来研究院 教授

2012/4-現 京都大学人間・環境学研究科 協力教員

2020/4-22/3京都大学 こころの未来研究センター 副センター長

2019/4-22/3京都大学 こころの未来研究センター教授

2019/9-20/5スタンフォード大学 行動科学先端研究センター フェロー

2004/8-05/3スタンフォード大学心理学部 客員研究員

2003/4-05/3京都大学 日本学術振興会 特別研究員(PD)

2003/9-04/5ミシガン大学 Institute for Social Research 客員研究員

2000/4-03/3京都大学 日本学術振興会 特別研究員

2003/3 博士(人間・環境学)京都大学大学院 人間・環境学研究科

全体基調講演【社会教育・今日的課題】

研究課題

誰もが幸せに暮らせる社会の実現に向けて
~全ての子供たちに「生まれてくれてありがとう」を届けよう!~

現状と課題

保護者にとって最も大切なものは、紛れもなく子供たちです。しかし、日本の子育て環境は、学力の競争で他と比べたり経済的な負担だったりと保護者や子供たちに厳しさを強いる面があります。学校だけでなく、家庭やその他の場所で生きづらさに直面する子供たちが増え、同様に感じている大人も増えています。これは、全世代におよぶ課題です。

この解決には、まず「孤立・孤独」からの脱却が必要です。例えば、PTAの「縁」でつながる私たち一人一人が学びを深め合い、変化の激しい今の時代だからこそ原点に立ち返って、子供たちに「生まれてくれてありがとう」を届けたいものです。

この自然な慈しみの心は、家庭から学校・地域へと広がり、誰もが幸せに生きていける社会のウェルビーイング実現に役立つことを、共に考えていきましょう。

視点・要旨

①急速な社会変化における家庭・学校・地域と社会の様相を知る。
②特1を受け、特2へと繋がる基調講演であり、PTAの原点である子供たちを慈しむ心が家庭・学校・地域へと広がり、社会のウェルビーイング実現へと向かっていくことを学び考える。

講師

西野 博之 氏(認定NPO法人フリースペースたまりば理事長/川崎市子ども夢パーク所長)

全国的に活躍する早稲田大学・神奈川大学非常勤講師。

精神保健福祉士。1960年東京・浅草生まれ。

1986年より不登校児童・生徒や高校中退した若者の居場所づくりにかかわる。

1991年、川崎市高津区に「フリースペースたまりば」を開設。不登校児童・生徒やひきこもり傾向にある若者たち、様々な障がいのある人たちとともに地域で育ちあう場を続けている。

2003年7月にオープンした川崎市子ども夢パーク内に、川崎市の委託により、公設民営の不登校児童・生徒の居場所「フリースペースえん」を開設。

2006年4月からは、指定管理者として子ども夢パーク全体の管理・運営にあたっている。全国に先駆けて川崎市で2000年に制定された「子どもの権利に関する条例」には調査研究員会の世話人として策定に関わり、制定後も条例の影響・成長を見守るかかわりを続けている。

特別第2【文部科学省協力、地域連携・人権教育】

研究課題

大人が変われば子供も変わる!ウェルビーイングの社会実装
~学び保障の政策を社会に根付かせることの大切さ~

現状と課題

近年、児童・生徒の様々な問題が増加し、文部科学省は子供たちの「生きる力」を育むという目標で学習指導要領を制定しています。これは「生きる力」を学び、先の人生につなげて欲しいというウェルビーイングの思いで制定されました。学校に通いたくとも通えない子供たちも多くおり、このようなよい政策は、社会への実装と浸透とが求められます。

そのためには、子供たちと保護者とがその政策を受け止め生かすための具体的な方法を知ることが必要でしょう。学校に通いたくとも通えない子供たちを含め「生きる力」を育む場を作り、まず大人たちがそこに参加して楽しむ姿を子供たちに見せることも大切です。

誰一人取り残さない学びを保障する政策と、これを社会に根付かせるための草の根的な実例とを学び、家庭、学校、地域、行政とが協働で、子供たちの「生きる力」を育む社会づくりを考えましょう。

視点・要旨

①子供たちの学びの場の現状と未来の問題と課題を知る。
②誰も取り残さない教育政策を知る。
③その草の根的な社会実装の実例を学び、子供たちの「生きる力」を育むPTAの役割について考える。

講師

吉田田 タカシ 氏(「トーキョーコーヒー」代表)

兵庫県出身、奈良県在住。学生時代にアトリエe.f.t.を創立。その傍ら、大学講師、バンド活動、デザイナー、放課後デイ、狩猟など活動は多岐。二児の父。

「トーキョーコーヒー」代表。登校拒否じゃないトーキョーコーヒー。大人が楽しく学びあう拠点は全国約250カ所。教育システムを進化させるムーブメントを主導。

つくるを通していきるを学ぶ「アトリエe.f.t. 」代表。大阪校と生駒校に約200人の生徒が在籍。

「まほうのだがしやチロル堂」共同代表。地域の子どもを支える仕組みが2022年グッドデザインアワード大賞を受賞。

「天理医療大学」非常勤講師(2018/4~23/3)。

セッション①【今日的課題・社会教育】

研究課題

多様性を認め合う心豊かな社会を目指して
~違いに気付きワクワクする人間関係が活動の力に!~

現状と課題

今日、私たちの身の回りで起きている問題の原因の一つとして、一人ひとりの違いを受けとめずに対立してしまうことが挙げられます。「多様性」や「一人ひとり違っていい」という言葉をよく耳にしますが、違う環境で育ち、違う経験をしてきたのだから違う価値観を持っていて当然ということを改めて理解し、違う価値観を持つ相手を受けとめることが、良好な人間関係づくりの第一歩となります。殊に、講演等を通じて知り考えたことを活動に生かそうとするとき、大きな活力源になるのではないでしょうか。

「討議の視点」や「討議の進め方」の内容を通じて、本大会の「縁」を感じつつ、お互いが「そうなんだね」と尊重し合える対話を楽しみながら体験し、誰もが心理的安全性と活力のあるPTA等の場づくりにつなげて行きましょう。

視点・要旨

①講演での学びを自分のことに引き寄せて考えるために必要なこととは。
②今を生きる大人たち・子供たちに必要な多様性を認め合う考え方・学びとは。
③PTA活動に大切なこと、PTAだからできること、社会に貢献できることとは。

モデレーター

塩沢 節子 氏

セッション②【家庭教育】

研究課題

子供たちと一緒に自己肯定感を高め合う家庭教育の大切さ
~子供たちへの報酬は「ほめること」。もっと親力を発揮しよう!~

現状と課題

子供たちは褒められることに大きな喜びを感じるものです。そのような子供たちの自己肯定案を高める方法に「ほめ写」という家庭でできるものがあります。これは、子供たちとの写真を用意して一緒に飾り付け、「あのときは頑張ったね~、楽しかったね~」と振り返ることで、絆と自己肯定感を高め合うというものです。

以前このワークショップを開いた折、参加した保護者から「子供を褒めたことがない」という感想が少なからずあり、ときの講師共々たいへん驚きました。共働き世帯が増え日々の忙しさの中で、自分の子供たちにすら向き合うことが疎かになっていないか。その分、大人たちの心も貧しくなっているのかも知れません。

子供たちとの縁で織り成す家庭の幸せ、いわばウェルビーイングを実感したい保護者は多いはずです。子供への報酬は「ほめること」。それが自己肯定感を高め、保護者自身の心も豊かにして行きます。それは、今だけでなく未来へ、学校・地域・社会のウェルビーイングへとつながって行くことでしょう。本大会から帰ったら、心から子供たち抱きしめたいと思える、そんな時間を共にしましょう。

視点・要旨

①子供の自己肯定感を高めることは自分を高めることを知る(家庭教育の意義)。
②日頃の子供との向き合い方を見つめ、問題・課題を考える。
③自宅に帰って子供と接する真の温もりに思いを馳せる。

事前学習動画

講師

親野 智可等 氏(教育評論家)

教育評論家 1958年生 本名 杉山 桂一

公立小学校で23年間教師を務め子供に与える影響力の大きさを痛感。経験と知識を少しでも子育てに役立ててもらいたいと、メールマガジン「親力で決まる子供の将来」を発行。たちまち評判を呼び、各メディアで絶賛される。

子育て中の親や教師の圧倒的な支持を得て、メルマガ大賞の教育・研究部門で5年連続第1位に輝いた。読者数も4万5千人を越え、教育系メルマガとして最大規模を誇る。人気マンガ「ドラゴン桜」の指南役としても知られる。

『「親力」で決まる!』(宝島社)、『「叱らない」しつけ』(PHP研究所)などベストセラー多数。

退職後の現在は、全国各地の小学校、幼稚園・保育園、市町村で保護者、教師を対象に教育講演会を精力的に行い、全国的に活躍する人気講師である。

実践発表者

クローラン 悦子 氏(川崎市立南加瀬小学校PTA会長)

小学校6年生の息子がひとりいます。夫はアメリカ人。手仕事が大好き。人と会うのが大好き。人つなぎ担当。健康美容環境についてもお伝えしています。本業は同窓会のプロデューサー。

2014 年 アルバム大使活動開始

2018 年 アルバム大使マスターとして活動開始

2018 年 ほめ写プロジェクトモニターを経験。アンバサダーになる。あんしんアルバム講師。

2021 年 ISA2級インストラクター(現在オンライン講座開催)

2022 年 トーキョーコーヒー川崎初拠点として活動開始

2023 年 かわさきドリームミュージカル実行委員として広報活動に従事

藤原ひろのぶ氏、吉田田タカシ氏、堀越けいにん氏らのお話し会を積極的に開催し、地域活性化を目指す

セッション③【学校教育・地域連携】

研究課題

地域や社会に広げるウェルビーイング!住み続けたいまちへ
~全国大会ならでは!各ブロック大会等の活動事例から共に学ぼう~

現状と課題

各ブロックでは、毎年、大会を開催し、参加協議会の様々なPTA活動の実践発表を行っています。しかし、その全容が全国規模で充分知られる機会はあまりありませんでした。

そこで、本大会では、各ブロック等から代表的な実践発表内容を提供頂き、動画に編集して上映して共有し、全国大会ならではの意義を一層深める縁とします。

家庭・学校・地域における全国の様々なPTA活動を互いに知ることにより、PTAの縁から始まる社会のウェルビーイングの実現に向けて、活動の活性化と行動とを広げ、私たちや子供たちが学校・地域・行政とタッグを組んだ住み続けたいまちづくりを考える契機とします。

視点・要旨

①学校を好きになり、地域を愛する効用。
②学校・地域・行政との連携。
③動画の制作・共有で学んだことをどのように活かすのかを語り合う。

モデレーター

堀 潤 氏

パネリスト

親野 智可等 氏

他2名を予定

記念講演【今日的課題・人権教育】

研究課題

ウェルビーイングを社会に広げることの大切さ
~学びを振返り、今こそ一歩踏み出す決意の瞬間を楽しもう!~

現状と課題

教育分野は勿論のこと様々な社会の分野において、ウェルビーイングな状態が求められている時代です。各地域におけるPTA関係者の占める人口比率は決して少なくなく、社会に対する役割に大きな期待が寄せられています。

しかし、PTAの現場では、必要な活動や運営を進める上で問題や課題に遭遇することが多々あります。たとえ改善・改革のためであっても、現行を変更するには非常な心理的・物理的エネルギーを要するのもまた事実でしょう。一人ひとりが新たな一歩を踏み出す力を身に付け、強い心で進むことは、「大人たちと子供たち、社会のウェルビーイング実現」に向かうために必要なことではないでしょうか。

本大会への参加を契機に、さらなる一歩を踏み出せる自分の存在と、PTAの縁を生かして活動する価値とを再発見して、明日の活力源にして行きましょう。

視点・要旨

①社会のウェルビーイングの大切さを再確認する。
②個人の小さなアクションと仲間や周囲との協調が大きな力となることを理解する。
③今日から次の一歩を踏み出すことを考え決意し、行動に結び付けることを目指す。

講演者

前野 マドカ 氏(慶応大学大学院研究所研究員)

慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科附属システムデザイン・マネジメント研究所研究員。

国際ポジティブ心理学協会会員。サンフランシスコ大学,アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)を経て現職(EVOL株式会社 代表取締役CEO)。

PTAにおけるウェルビーイング講演など幸せを広めるワークショップ,コンサルティング,研修活動及びフレームワーク研究・事業展開などを行なっている。

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